Maoryu

ハルクのMaoryuのレビュー・感想・評価

ハルク(2003年製作の映画)
3.6
遺伝子学者ブルース・バナー(エリック・バナ)は実験中の事故でガンマ線を浴びて、怒りの感情をスイッチに巨大な緑色のハルクに変身する体になってしまう。想いを寄せるベティ(ジェニファー・コネリー)だけが理解者だったが、軍は彼を捕獲しようと攻撃を始め、変身の秘密を知る父親デヴィッド(ニック・ノルティ)がブルースを利用しようと近づいてくる。

MCUが始まる前の作品で、公開時は子供だましと期待せずに鑑賞して、意外と人間関係を中心にしたダークな印象だったのを覚えている。
エリック・バナが雰囲気に合ってたし、アン・リー監督らしい画面分割に暗転という、ややB級っぽい演出も嫌いじゃなかった。

ただ、ニック・ノルティ演じる父親が狂いまくりで、親子の確執と決別というけっこう重いが関係の描き方が中途半端だったかな。
アクションもアベンジャーズに慣れてると全く物足りない。まあ、ステルスヘリRAH-66 コマンチとのバトルなんかはかなり見ものでワクワクした。

振り返るとハルク役って、エリック・バナ、エドワード・ノートン、マーク・ラファロと名優ぞろいなんよな。
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