鈴峰らんか

オーシャンズ11の鈴峰らんかのレビュー・感想・評価

オーシャンズ11(2001年製作の映画)
3.5
どんでん返しもあり満足感がある。序盤の仲間が徐々に増えていくところが好き。どういう11人になるのか自己紹介を含めて見せてくれたので揃ったときは「このメンバーでどんな方法で盗むんだろう?」とワクワクした。私はこの映画で初めてマット・デイモンを知ったんだけどすーーーっごくかっこいい!彼が演じるライナスの成長物語でもある。
男同士がぶつかり合いながらお互いの得意分野を磨いて華麗な手口でお金だけ盗むなんて、そこに美学があるのもいいな。鬼平犯科帳に出てくる「殺さず、犯さず、貧しきからは盗まず」の盗賊たちみたいだ。盗みの大義名分になるかは置いておいて別れた奥さんの心まで取り戻しちゃうのがかっこいい。
ハリウッド映画のシーンの多さにはいつも感動する。日本だったら諸事情で省かれるようなシーンもきちんとやるのに、話はとっ散らかってない。ブラッド・ピットがずーっと何か食べてるんだけど、それすらスタイリッシュ。お金がかかった映画って見ごたえがある。そんな当たり前のことを再認識した。
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