ベルリン国際映画祭で高評。
酔いつぶれホテルの一室で目覚めた高木(堤真一)。前日の記憶が全くない中、お通夜に出席したことを思い出す。次々と記憶があふれ出てくるのだが、それは思いもしないような突飛な記憶達だった‥。
大枠で現代と記憶パート交互に構成される。
「お通夜」「喫茶店」「バー」「クラブ」「ホテル」が大雑把な枠だけど、やはりクラブの場面が踊りと相まって一番面白かったです。
霧島優子役の松雪泰子も綺麗で美しくかつ艶容でとても良かった。
中毒者の高木がアルコール離脱症状で幻覚をみている目線で描いたものだと推測される。(それを映画的に派手に)
記憶の存在を証明する証拠もせん妄中は何もかもがあたかも存在するかのように見えるから恐ろしい。