証人保護プログラム。
証人となる事で危険が及ぶ事を
別人となる事で国が護るシステム。
だが…この証人保護官は
圧倒的な力任せで証人を
助けてしまう男である…(笑)
「イレイザー」
久々にアーノルド・シュワルツェネッガーの90年代脳筋アクションです(^^)。イレイザーこと証人保護官として証人の過去を消し護ると言うお仕事もシュワちゃんにかかれば、あっという間にターミネーター並の力任せのアクション作品へと変貌してしまいます(^^)。やってる事はコマンドーと変わりなしですから、安心して楽しめる痛快アクションに仕上がってます(笑)
大手軍需企業サイレックスに勤めるリー(ヴァネッサ・ウィリアムス)は最新型の小型レールガンが他国の金により完成、横流しされようとしている件に気づき、FBIに協力した。その為、その謎の組織とサイレックスに追われた彼女は凄腕の証人保護官ジョン・クルーガー(シュワちゃん)により匿われた。だが連邦保安官内にも裏切りモノがいて、二人は執拗に狙われていく…。
そもそも…証言までの間のいっときだけ匿う仕事って…保護官の仕事なんすかね?って言う疑問はさておき…いやさておけない(笑)。結局刑事が証人や狙われた女性を守って戦う話と変わんないよねと言う事です。例えばスタローンのコブラとかね(^^)。で…裏切り者がいる点も一緒か(笑)
ストーリーなんてね、この時期のシュワルツェネッガー作品ならどうでもいいかも(暴論だ…。)で…飛行機から落下傘なしで飛び出し、落下傘に追いついたら、飛行機が追っかけてきて、銃で対応とか。動物園にいけば、やたらアグレッシブなワニが襲ってきてジャンルが変わりそうになるとか(このワニがMVP並みの活躍するのがお気に入り)。まぁアクションがどうかが問題なんですわ。故にそこでシュワちゃんらしいユーモアや激しいバトルがあれば及第点になりますよね。ラストなんかはスカッとするユーモア溢れるラストだからね。
1番はレールガンを二丁小脇に抱えて、撃ちまくるターミネーター並のシュワルツェネッガー先生の十八番アクションが炸裂するシーン。まぁなんて無敵…敵はマシンガンで弾丸をばら撒いても当たんないからね(笑)これぞヒーロー作品ですよね。
更に…助けた証人たちが、窮地の彼を救う辺りにユーモアがあって、あのイタリアンマフィアみたいな港湾労働組合の方々が良かったよね。大活躍だし。証人のヴァネッサさんも足手まといだけじゃなくて中々強い。世界的に有名なテロリストを殴り倒す辺りが笑えます…。師匠格にあたる方で…になる役にジェームズ・カーン、更に上長にジェームズ・コバーンと中々渋い面子が脇を固めて、無双するシュワルツェネッガーを支えてますね。
久々にシュワちゃんを見ましたが…やっぱり派手なアクションが似あいますし、ユーモアがあって余裕がある。なんか21世紀に入り、リアルさを追いすぎて忘れてる部分がありませんかと聞きたくなります。リアルでマジなら良いのかと。マーベルみたいなヒーローだけでなく、刑事モノや、他のアクションでもユーモア含め荒唐無稽な派手さはあっても良いのかなと。それこそ新しいアクションスターが中々出てこない理由かなと思います。