あらすじ:自分らしい人生を送るためには、他人の顔色なんか気にせずに、ノーと言えるようになればいいよ。
世界一と名高いファッション誌の、ワンマン編集長のアシスタントとしてしごかれてたら、冴えなかった私生活までもが激変してきて…というお話。
生きてる世界がきらびやかなほど、人生は幸せなのか?ノー。自分が没頭できるものに夢中な人生こそが幸せ。
仕事と感情を切り分けたり、欲望と理想の区別をつけたりする重要性を学んで、わずか一年弱でそれ(上述)を悟ったアンドレアは、自分の道を見失いつつあったけど軌道修正できましたとさ。
と、文句無しによくできたストーリー。俺の恩師も鬼軍曹タイプで、多くの人生訓を背中から学んで、平和的に別の道を歩むことになったから、よくわかる。
よくわかるんだけど、一年も働いてないのに課されたタスク(それも公私混同な)を全て完璧以上にできる超ハイスペックなアンドレアに、俺はほとんど共感できなかった。要するに、こんな短期間の小さな葛藤で、文句言いの新卒がスーパーウーマンに飛び級進化するなんて起こり得ないと思う。
とはいえ、クールなメリル・ストリープやキュートなアン・ハサウェイはみもの。俺はエミリー・ブラント派。