【テーマの難しさに映画が追いつかない】
この監督の前作『サラエボの花』は、旧ユーゴ戦争によって心身共に深い傷を負いながらも立ち直ろうとする人々の姿を描いてそれなりの作品になっていた。同じ監督の映画…
ボスニア・ヘルツェゴビナの町並みは美しいけれど、複数の人種と宗教が混在していて複雑な背景があることが見て取れる。
人々の暮らしは一見すると豊かで幸せそうに見えるが、皆が内戦の悲しい過去を抱えている…
現在のサラエボを舞台にした恋愛ドラマ。
身近な人がイスラム教原理主義者に転向してしまったらというテーマで、フランス映画「見えない太陽(2019)」と同じ設定。
ただ、転向する過程がこちらはリアル。
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自立し仕事も恋愛も自由に謳歌していたヒロインが、厳しい戒律とそれに傾倒していく恋人を理解しないのは仕方ない。男がはまっていき、ヒロインにもその価値観を強要していく段階とともに、男の髭が顔に占める割合…
>>続きを読む2011/10/14鑑賞(鑑賞メーターより転載)
「サラエボの花」に続く、サラエボを舞台にしたヤスミラ・ジュバニッチ監督のドラマ。子供を熱望していた女性が、恋人がイスラム原理主義に傾倒したことで感じ…
だいぶ前に観た。
恋人がアルコール依存で仕事をクビになり、世話になった友人をきっかけにムスリムの原理主義者になっちゃう噺。ホントにそれだけ。
厳しいイメージのあるイスラム教だが、サラエボのムスリム…
内戦も終わり、街は復興しつつあるサラエボ。そこに航空会社のCA職員として働く女性と空港の管制官として働く男性のカップルの話。
しかし、酒癖の悪い男はある日、勤務中に酒を浴びてしまい停職処分に。そし…
民族や宗教による紛争の悲しさ、多文化社会の難しさを改めて感じる。
日本では遠い国の出来事のように感じてしまうけど本当は隣にいる人が何を考えているかさえ分からない世界で生きているんだよなー。
大切…