横道世之介は魅力的な人間だ!
例えばその出会い方、大学の入学式で隣の席で勃起してたやつだったり、間違えて話しかけたヨッ友以下のやつ、そのヨッ友以下を好きな女の友だちだったりと、全然そのまま仲良くもならず埋もれていくような出会い方をしていても、その人懐っこさと屈託のなさでいつしか彼らと親しくなり、横道はその人の心に存在し続ける
横道を思い出すとき、みんな笑顔だった、加藤は彼と出会ったことで、他人よりも人生得してるとすら言った、たしかにあの夜の公園のシーン、加藤の秘密を横道が当然のこととして肯定したことは加藤にとって人生の大きな岐路だったんだと思う
横道の生き方は曖昧だから、他人の生き方を否定も肯定もせず、曖昧に寄り添い続ける、隣いてほしい人ってこんな人なんだろうなと思う