スタンリー・キューブリック監督作品。キューブリックが作る戦争映画というものに興味が湧いて鑑賞。
一生分の罵詈雑言を聞けたんじゃないか?ってくらい作品を通して汚い言葉が飛び交う。前半の訓練生パートで執拗に罵られる"微笑みデブ”の朽ちていく様とトイレシーンはかなり印象深く、この映画のクライマックスとも言える。微笑みデブのあの表情はアレックスとジャックを思い出させキューブリックらしさを強く感じた。
故に後半の戦場パートはインパクトに欠け、前半パートからの心の切り替えも時間がかかる。銃撃戦のリアルは凄まじく、臨場感溢れていた。
ハートマン軍曹を始めとする癖強いキャラ達、癖しかないジョギングの掛け声、団体ミッキーマウス合唱、相変わらず独特でたまらんでした。