モスクワの刑務所に服役中のイーサン・ハントはIMFのジェーン・カーターと現場エージェントに昇格したベンジー・ダンに手引きしてもらい、脱獄する。この脱獄の前にジェーンとベンジーは仲間のハナウェイと共に秘密ファイルを奪う任務に就いていたが、ハナウェイは女殺し屋サビーヌ・モローに殺害され、ファイルも奪われてしまっていた。事態収拾のため、イーサンはジェーン、ベンジーと共にファイルを追う。
「ミッション・インポッシブル」シリーズ第4作目。
モスクワで、ドバイで、ムンバイで、イーサン・ハントは今日も走る。
今回はトラブルにより、IMFから切り離された というかなりのハンデを背負った状態でのミッションとなります。なのでチームがいつもに増して重要になってきます。サイモン・ペッグ演じるベンジーが現場に上がってきて、緊迫感の中にコミカルさを添えてくれています。ジェレミー・レナーもちょっぴりお笑い担当みたいでおもしろかったです。チームの紅一点 ポーラ・パットンはフィジカル系ながらもドレスも着こなす美しさも兼ね備えています。それから殺し屋役のレア・セドゥ。出番こそあんまり多くはないですが、殺し屋の怪しさと色気が中々相性よかったと思います。後に007でボンドガールも務めることになり、二大スパイ映画に出ていてスゴいですね。
今回も色んなガジェットが出てくるんですが、007のQが与えてくれるもの くらいに様々なハイテクアイテムが出てきており、テンション上がります。
ガジェットなど、CGも多用されているということで、映像面も今までより迫力もスタイリッシュさも増していたように感じました。監督のブラッド・バードは「アイアン・ジャイアント」や「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」の監督でもあるということで、CGを見事に使っていたと思います。
ドバイのブルジュ・ハリファの壁をよじのぼるシーンは、なんとトム・クルーズ本人がホントに行った っていうんだからホントにスゴい。CGもスゴいけど、CGを使わない という部分も秀でていますね。
今作から現代よりになってきたなぁという印象で、色んな国・ロケーションで、序盤、中盤、終盤とミッションがあって、テンポもよく、一時も心を離されなかったです。