4番目の男の作品情報・感想・評価

『4番目の男』に投稿された感想・評価

3.6
◎ アル中の小説家の頭の中の構想案なのかなと思えるくらい現実離れした展開が続く。レネ・ゾーテンダイクのファム・ファタール振りに観ているこちらまで4番目の男の候補に危うく陥りそうになる。

ポール・ヴァーホーヴェン監督の初期オランダ時代の代表作。幻惑的なサイコサスペンス。撮影は後に「スピード」(1994)で監督を務めるヤン・デ・ボン。

カトリック教会への信仰とアルコール依存症を抱えた…

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kazoo
3.6

アルコール依存症でバイセクシャルの作家が、講演先で出会った美容室オーナーと関係を持つことから物語が展開する。彼はオーナーの家に滞在することになるが、彼女の過去の恋人たちに関する不穏な事実を知ることに…

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こういう小品もバッチリ仕上げてくるところが、やはりヴァーホーヴェン
面白い。もうこの時点ですでに「裸の美女と凶器」モチーフに取り憑かれているらしい。エロスとタナトスの二大概念が融け合う魅惑的なイメージ。
Tom
3.5

後の『氷の微笑』を彷彿とさせるがヒッチコック味も感じる本作。意味深な要素やヴァーホーベンらしい要素も入りつつサスペンスとしてシンプルに楽しい。あの眼球然り要所でギョッとするような魅せ方が最高。DVD…

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もた
-
このレビューはネタバレを含みます
ヴァーホーヴェンのサスペンス。当たり前に面白いけど、思ったよりファムファタールにインパクトがない。謎が多く引き込まれるけど、そのぶんヴァーホーヴェンらしい過激さは影を潜める感じ。
xo
4.0

ヴァーホーヴェン作品のなかではやや異色なヒッチコック風のサスペンス、ホラー、ファム・ファタール。

物語の進行とともに不可解な出来事や幻覚、悪夢が多くなっていき、死の匂いが増していく。じわじわ怖くな…

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ぜろ
3.8

バーホーベン監督作の中ではイメージとして氷の微笑に一番近い感じの作品だった。
普段のバーホーベン映画はエロ!暴力!と人間の本能そのものだけどこの映画はやや知的な印象を受ける。
まるでS・キング原作の…

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adeam
2.0

オランダ時代の最後にヴァーホーヴェンが放った心理スリラーのヒット作。
作家の男が講演のために訪れた街で不思議な魅力を放つ女に出会いその虜となるも、女にはかつて3人の夫のがいたことが明らかになり、男は…

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