ほっきょくぐま

ビューティフル・マインドのほっきょくぐまのネタバレレビュー・内容・結末

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

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1970年12月12日はアメリカ合州国の俳優
ジェニファー・コネリーの誕生日です🎂
代表作「ビューティフル・マインド」を鑑賞しました

監督はロン・ハワード監督が務めています

1947年、ジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)はプリンストン大学の数学科に入学します
生まれつき頭がよく、優秀な成績を修めるジョンでしたが人付き合いが苦手で周囲から見ると一風変わった青年でした 
でも、ルームメイトのチャーリー(ポール・
ベタニー)はジョンの理解者でもあり、困っている時はいつも寄り添い助けてくれる存在でした
ある日、ジョンはバーで友人と話す中、閃きを得「ゲーム理論」という画期的な理論を発見します
才能を発揮し論文を書き上げたジョンは、輝かしい功績を残しやがて、友人たちにも認められていきます
そして卒業後研究者の憧れでもあるマサチューセッツ工科大学(MIT)のウィーラー研究所に採用されます…

実在の天才数学者ジョン・ナッシュの半生を描いた物語です


美しい妻アリシア(ジェニファー・コネリー)と出会い、順風満帆な人生を歩む数学者のジョンでもその裏で密やかに体が蝕まれていく…

ジョンと共に追体験をする私たちも実際に見える現実に空想との境目がわからなくなり、この物語に引き込まれていきました

サスペンスとしていい意味で騙されたように思います

「統合失調症」という病に苦しみ、今見ているものが実在していないという現実を受け入れることから治療が始まりますが、耐え難く絶望に近い気持ちだと思います
名前だけは知っていた病ですがこれほど辛いものだとは知らず、ジョンを通して心の痛みが伝わってきました


薬物治療が始まりますが、治療による反応が激しく、体が頸聯を起こす様は目を覆いたくなりました


ジョンの葛藤と献身的に支えるアリシア
我慢の限界に来たアリシアの雄叫びをあげる場面は心が痛みました

やがて、頭で考えず、心で感じる、自分なりの病との向き合い方でジョンは長い年月をかけてこの病気を克服していきます

そこにはアリシアの支えがあり、多くの友人の助けがありました
大学で苦楽を共にした友人たちの存在が温かく
心が安らげます
友人の有り難さをひしひしと感じました



ジョン演じるラッセル・クロウの病に苦しむ演技は見ていて感情移入してしまうほどの演技力でした
英雄として激しいアクションをこなす姿と違い個の弱さを見せる姿は新鮮でもあります
そして、当時32歳のジェニファー・コネリーの美しさ、献身的に支える妻の気丈さに胸を打たれました


夫婦の絆を通して人生で最も必要なものは愛であるということが深く伝わる作品です🌌