アレクサンドル・アジャのハリウッドデビュー作。
一応リメイクとのことだが、そんなものは抜きに単純に楽しめる。
7人一家が砂漠で立ち往生してしまい、そこに住み着く者たちに襲われるというシンプルな筋立て。
襲う異形の者だが、結構早くに正体が現れる。
かといって戦いは終わらず、1人1人と殺されていく中、赤ん坊を取り上げられ残った家族は怒り逆に反撃の狼煙を上げる。
異形の者に理由付けがなされており、だから人間や動物を襲うのだと納得させる。
彼らにも悲劇の部分がある。
だが家族の方も怒りがあり、こういうホラーでは珍しい頼もしい父親が奮闘する。
単なるホラーではない点が面白い部分。