【キアヌのスピードのプロット元ネタ?】
先日鑑賞した「君よ憤怒の河を渉れ」と同じメンツである佐藤監督と高倉健のコンビ作品で、タイトルから気になっていたのが本作品。
最初に見た印象としては、新幹線の素晴らしさをずっと語っていて、絶対安全を強調して、国策映画なのかと思うぐらいで、てっきり国鉄、国の全面協力があるものだと思ってました。
全く協力してくれなかったそうです。
映画の肝となる時速80キロ以下になると爆発するという爆弾のプロットは、キアヌ主演の「スピード」と全く一緒。
あの名作に20年も前の、しかも邦画から採用していたなんてなんてなんだか誇らしい。
映像はかなり力が入っています。
昔の作品なので、模型を使っているシーンは仕方がないですが、蒸気機関車の爆破シーンなんてかなりお金をかけた感じがします。今では絶対できないリアルな迫力を感じさせます。
内容はというと、ちょっと残念。
学生運動とか出稼ぎ?だとか当時の世情をしっかり描いていたのはとても面白かったんですが、高倉健さんがどうしても犯人役をやりたいということで、犯人のバックボーンを描き過ぎた気がします。
そっちではなくて、新幹線に乗ってる人を掘り下げてくれた方が面白かった気がします。
乗客が置いてけぼりでただただパニックになっていただけで残念。
たくさんのキャラクターが居たのに勿体無い。
宇津井健さんと千葉真一さんのやりとりは素晴らしかったです。
演出自体はそんなに良さを感じませんでしたが、映像的にはとても良かったです。
当時の状況もあったと思いますが、国鉄が完全協力していたらもっと完成度が高い素晴らしい映画になっていたかもしれません。