けんけん3号

ザ・ウォーカーのけんけん3号のレビュー・感想・評価

ザ・ウォーカー(2010年製作の映画)
3.6
レビューをちらほら見かけて気になっていた作品。世紀末に主人公のイーライが一冊の本を西へ運ぶ話。しかも30年歩き続けている。その目的は?そして、その旅の途中で、その本を探している独裁者のカーネギーに本を狙われて…。
途中でその本は、もしかして「あれ」か〜!、となる。イーライ自身も導かれているし、守られていると感じている。イーライを演じるデンゼル・ワシントンの強さは様になっているし、独裁者のカーネギーを演じるゲイリー・オールドマンは本領発揮で安定の悪っぷり。久しぶりのジェニファー・ビールス、あなたのせいだよ、ミラ・クニスって具合。ラストは、なるほどね~、そういうことね~、ってなる。個人的に好きなタイプのオチだった。近年AIの発達が凄い。どこまで便利になれば気がすむのか?その行く末を考えると、世紀末になりそうで怖い。そうなったら、今、捨てているものが、大切なものになる。なんか人間の愚かさについても考えちゃったな~。