学生の頃観ておそらく2回目。内容はほぼ忘れてました。巧みな演出とサスペンスの構築はやはりヒッチコックです。
物語は主人公のマリオン・クレイン(ジャネット・リー)が4万ドルを持ち逃げし、ベイツモーテルという孤立したモーテルにたどり着きます。ここまでの展開に映画に引き込まれるのですが、ここから一転します。
有名なシャワーシーンは見応えたっぷりでしょう。
次第にキャラクターの心理描写に深く焦点を当てていきます。モーテルのオーナー、ノーマン・ベイツの心の闇を描写することで恐怖が倍増します。
ヒッチコックのカメラワーク、特に顔のドアップの撮影技術は緊張感を高めています。映画の中で使われる音楽も印象的で恐怖を一層際立たせていました。