幸せを買うんじゃなくて 不幸を追っ払うのさ
アルフレッド・ヒッチコック監督によるサイコサスペンスの古典的名作といわれている。鑑賞後その触れ込みにはとても納得した。こういう系作品のほぼ全ての原点がこれなんじゃないかと思うくらいだった。
話のテンポがとてもよく、すぐ本題に入るんだけど、大事な場面ではきちんと時間をとって観客にメッセージを伝えている。とくにノーマンとマリオンの応接室での会話の場面。結末を知ってから思い返せば彼の異常だけれども切なく可哀想な性質がちゃんと表現されている。有名なシャワーシーンは視覚的には全くグロくないけれど、音楽がめちゃくちゃ恐怖を煽る。これが凄かった。技術が発展した今現在にも映画やゲームなとで脈々と受け継がれている手法な気がするな笑
ヒッチコックの作品はこれと鳥しか見たことないけれど、彼が神様と言われる理由は何となくわかった。話のまとめ方がわかりやすくて私は好きなタイプの作品だった。
古い映画をみればみるほど思う映像技術でものを言わせるんじゃなくて、この作品みたいな、脚本と演出で観客を楽しませてくれる作品のほうが私は好き。
サム役の俳優さんが顔も体格もめっちゃタイプだったんですけど、出演してる有名作はこれくらいみたいだなー。もっと売れても良かったのに😭😭!!