このレビューはネタバレを含みます
暗示的な台詞やシーンがあちこちにちりばめられている。深読みし始めればきりがないほど。私がはまった仮説は、実は主人公の満州男は、最後のシーンに至る前のどこかで死んでいるのではないかというもの。この考えに私を導いたのは、満州男がタダシの棺に入って、リツコ、テルミチと手をつなぎ合う場面。もう一つは、テルミチが遺書で自分が死んで桜田家の正統の血筋を終わらせると言っていること。その視点で、満州男はいつ死んでいるのかと思って見直したが、突き止められなかった。間違っているのかな。
正解は見つかってないが、この謎解きは面白い。