高知・四万十川流域を舞台に複雑な家庭環境に翻弄されながら未来を想い始める中学生が主人公。監督/脚本を務めた中島丈博の自伝的作品。同じ題材の「祭りの準備」より遡った時期を描いている。ATG作品らしく飾…
>>続きを読む【1988年キネマ旬報日本映画ベストテン 第5位】
『津軽じょんがら節』『赤ちょうちん』などの脚本で知られる中島丈博が監督した作品。
撮影がとても美しく、樹木希林が普通の人を演じている(のに樹木希…
戦後、京都から高知・土佐に移り住んだ一家、父は家計の火の車をよそに女と同棲している売れない画家、器量良しの姉が働いて母を助け中学生の弟住男を面倒見ている。お陰で住男は貧しいながらものびのびと田舎の生…
>>続きを読む祭りの準備とかの脚本家が初めて監督した映画ってこともあり、良いシーンもそこそこあったけど全体的に煮え切らない黒木和雄作品みたいな印象を覚えた。
というか若干この時代のマイルス・デイヴィスっぽさもあ…
「郷愁」
〜最初に一言、ここまで人生の愛おしさが芳醇に、豊潤に匂う映画もない。冒頭の四万十川の美しさとローカルな地方の野趣。私は高知を巡る作品で「南の風と波」「祭りの準備」と並べてこの作品を傑作と…
ゴリゴリのATG感が好み。中島丈博監督デビュー作。小牧彩里がクラスとかにいたら絶対好きになってたタイプでなので謎に胸がムカムカした。そして何より素朴な中に瑞々しい青春の感性を遺憾なく発揮している西川…
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