よっしー

レベッカのよっしーのネタバレレビュー・内容・結末

レベッカ(1940年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「レベッカ(吹替版)」

タイトルにある女性の名前、レベッカ。作中で一度も姿を見せることははないが、登場人物たちを翻弄する人物。マキシムは「最後にはレベッカが勝つ」と言っていたが、完全に彼女の勝利だったということがわかるラストは圧巻。
最初は金持ちの男やもめのところに来た新妻が、前妻の亡霊に取り憑かれるという要素が強かったが、後半に行くにつれて、妻を殺した夫がどうにか罪を逃れようとする要素の2つの心理サスペンス要素が入り混じっていて面白かった。
無機質な表情のダンヴァース夫人の恐ろしさ。レベッカに一番取り憑かれているのはマキシムだと思っていたようだが、実際のところダンヴァース夫人だけだったようだ。こういうタイプのガチ恋勢が一番怖い。
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