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マドモアゼル a Go Goのtakのレビュー・感想・評価

マドモアゼル a Go Go(1973年製作の映画)
3.4
🎍明けましておめでとうございます🎍
旧年中も戯言レビューにお付き合いいただき、誠にありがとうございました。2025年も引き続きよろしくお願い申し上げます🙇🏻

2024年間ベストはプロフィールにリンク貼ってます。宅配レンタルで配信にない旧作を観るのが多かったこともあり、例年以上に新旧混じった選出。是非ご覧くださいませ。

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2025年最初のレビューは、小洒落たお気軽フレンチ🇫🇷でスタート。

本作は1974年に「女の望遠鏡」のタイトルで公開された。その後、渋谷系からフレンチカルチャーが人気になった90年代に「マドモアゼル a Go Go」と改題して再上映された作品。ジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンスブール共演作ではあるが、一応の主役はベルナデット・ラフォン。犯罪者から金を奪おうと計画する4人の女性たち。その一人がジェーンで、セルジュは彼女らがターゲットにした犯罪者の相棒を演じている。

ニースの海辺に建つマンションでルームシェアして暮らしている4人娘。船員の彼氏からプレゼントされた望遠鏡を覗いていたら、向かいのアパートの一室で大金を扱う男が。世間で騒がれている泥棒だと信じた彼女たちは、その金を横取りしようと企む。果たして計画は成功するのか!?

「黄金の七人」や「ミニミニ大作戦」のような華麗な犯罪映画を期待してはいけない。無駄としか思えない訓練風景と、準備不足で隙だらけの計画。ストーリーの展開も結末も、なんとも都合のいい話ではあるのだが、船員の彼氏が事態を引っ掻き回す様子にはドキドキさせられる。

彼女たちのファッションと行き当たりばったりの活躍をニコニコして見守られる方ならば、きっとお気に召す作品。堅いこと言わないで年末気軽に観るにはちょうどよかったかも♪

音楽担当はセルジュ。電子オルガンで遊んでるような軽妙なメロディがクセになる。ジェーンはメガネっ娘の女医役で、4人の中ではドジっ子担当。ホームセンターで電動ドリルの使い道を尋ねられて、「金庫を開ける」と答えちゃうのがおかしいw
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