プロデューサーから、低予算なら好きに作ってよい、と言われ、自分で脚本を書いて出来上がったのが本作。あまり面白いとは思えない、地獄はこの地球だ、という脚本提案も、それで映画になるわけがない。それがオチ…
>>続きを読む私の青春の最初の夢が描かれており、そして結論は、人生は苦悩に過ぎないということなのである――イングマール・ベルイマン
ベルイマン監督第6作。初めてのオリジナル原作脚本であり、初期作の中で特に実験的…
映画と映画内映画の境目がわからないので、誰が映画で演技をしているのか、誰が映画内映画で演技をしているかがわからない。さらに、映写機でサイレント映画を上映することで、複雑さがより一層増す。
後の仮面…
イングマール・ベルイマン監督の創作意欲あふれた映画であり、映像面で素晴らしいシーンがたくさんあるが、物語は観客を悩ませる展開の実験的映画でもある。
映画の撮影現場から始まり、撮影所にポール先生なる…
人生は冷笑的な傑作に他ならない!
ベルイマン監督第6作。映画スタジオに「良いネタがあるぞ!」とやってきたのは精神病院退院明けのジジイ。それは「地球(現実)こそが地獄だ!」といったもの。「そういやそ…
ベルイマンのキャリアの中で初めて脚本を手がけた初期作で、既に後年に続く神の不在、神への信仰、恋愛関係、生と死などのエッセンスや、実験性に富んだ幻想的な映像魔術が素晴らしい映画。
ストー…
イングマール・ベルイマン監督作品。
映画監督マルティンの所に、彼の数学の教師で精神病院を退院したばかりのポールが『この地上の地獄』についての映画のアイデアを話す。その後脚本家のトーマスとソフィのとこ…
タル・ベーラ監督のような美しいシティのカットもあるが、とにかく大好きメタ要素があった
主流とメタ要素の絡まり方が、同じくメタ要素のある『田園に死す』ほど幻想的ではなかったが、とってもクールだった
ホ…