両親を早くに亡くし、伯父夫婦に育てられてきた高校生 ピーター・パーカー。ある日、彼は父が遺した鞄に隠された資料を見つける。父のことを知りたかったピーターは、かつて父の研究仲間だったカート・コナーズ博士に近づくためにオズコープ社に赴く。その時に興味本位からとある研究室に無断で侵入。そこで遺伝子組み換えされた蜘蛛に咬まれる。その後、ピーターは驚異的な身体能力に目覚めるのであった。
サム・ライミ版「スパイダーマン」のリブート作品。
大まかなあらすじとしては、サム・ライミ版の1作目と同じような感じとなっております。大きな違いとしては、ヴィランやヒロインの違い、そして親友のハリーの存在がないことですかね。
基本的には同じあらすじなので、どこが違うか、どう魅せるか がポイントになってくると思います。スパイダーマンとして目覚めるまでがほとんど差異なく、さらに30分くらいあったので、ここはちょっとダレちゃったかも。正体バレるのも思ったより早くて、「え、もう!?」ってなっちゃいました(笑)。終盤の住民がクレーンを操作してスパイダーマンをお助けするシーンとかは良かったです。
ヒロインがMJではなく、グウェンになっています。若き日のエマ・ストーンが演じていますが、ブロンドヘアーも似合っていてめちゃくちゃ可愛いですね。ピーター役のアンドリュー・ガーフィールドも若くて超イケメン。ただ、このイケメンすぎる感じが、ピーター・パーカーの冴えない感じとはちょっと離れているかな とも思いました。逆にスパイダーマンになってからのヒーローとしての姿はハマってたと思うし、めちゃくちゃカッコよかったです。
ヴィランはリザードとなっております。コナーズ博士はサム・ライミ版「スパイダーマン3」にも出てたみたいですが、全然覚えてません(笑)。このコナーズ博士も根っからの悪ではなくて、自分の身体を治したい という想いからの行動なので、悲劇のヴィラン感もちょっとだけありました。ポストクレジットシーンから、まだ何か秘密がありそうでしたが⋯。
サム・ライミ版「スパイダーマン3」から5年の歳月が流れていますが、映像面はけっこうスタイリッシュな感じになっていた という印象を受けました。たくさんの光がある夜のニューヨークを飛び回るスパイダーマンとかめっちゃカッコイイんですよねー。
リブート作品ということで、やはりサム・ライミ版を観てると、完全に新鮮な気持ちでではなくなっちゃってるかもしれません。でも、ちょっと違う感じのストーリーは普通に面白いし、めちゃくちゃカッコイイのは間違いないと思いました?