このレビューはネタバレを含みます
小学生のとき何回も晩飯中に観てオカンに「やめて」と言われていた映画。狂おしいほど好き。あまりにも面白い。設定だけを踏襲して全く別物の映画を作ってしまった天才キャメロンの誕生。
海兵隊のキャラの濃さ、数の暴力、終盤の銃撃戦、母リプリー、ランボーリプリー、パワーローダーリプリーと面白さの加速具合が凄まじい。
天井からエイリアンが降ってきて、通気ダクトから逃げるあの一連が最強。お口達者なハドソンの勇姿、あのエイリアン煽りたまらん。その後あっという間に退場も、悲しむ間もなく次が襲いかかってくる地獄。逃げる一行の殿を務めるバスクエス。緊迫感を煽る音楽が5億点。
ゴーマンにおいては最近の映画ではあんまり見ないキャラだと今観て思った。実績が乏しくて舐められてたけど、最初の作戦時の無能さすごくてそりゃバスクエスもキレる。重火器を扱うこともなく、肝心なときに気絶してるのも情けないけど、最後の最後に爆弾持ってたのだけ偉い。
とりあえず好きなシーンでバスクエスとドレイクがM56スマートガンを持って踊ってる(?)ところを挙げさせてほしい。何なんこの銃、いかつすぎる。この2人のシーンもっと観たかった…。
その後の準備シーンも嫌いな人おらんと言い切ってもいい。そんでもってここもスネアの存在感。マーチ調というべきなのか、金属音みたいなカンカンいうやつも印象に残るし、とにかくこの映画は音楽での盛り上げ方が上手すぎる。
さっきも書いたけども緊迫感を出すのはピカイチやし、ニュート救出に向かう場面、ビショップが助けに来て脱出する場面のように壮大さも兼ね備え。ニュートの元まで向かうときやらクイーンの巣に入り込んだときのホラー場面は無音演出、あまりにも完璧。ジェームズ・ホーナー様やはり神。
エレベーターでリプリーが準備するところもめちゃくちゃ好き。高層ビルから一人で降りるときとかたまに意識する笑 ここも爆発やらアナウンスが煽ってくるのが緊迫感増して良い。
「どうせ爆発するんだからクイーンと戦うのは無視しろよ」とか「戦犯」とかまぁ思ったことはありますけども、カッコイイから何でもあり。悪夢の根源を絶やす必要あるし。
ビショップ真っ二つの衝撃は今でも忘れんけど、小さいときは1番好きなキャラやった。顔が優しい。クイーンを乗せてしまう失態は犯したけどまぁ戦犯はリプリーということで笑
大人になった今ならナイフ芸の真似もできるかも?と思ってやってみましたがダメでした。通信塔へ行くときの這いずりだけは絶対無理、怖すぎる。
久々に長文書いとるけどもっと海兵隊について語りてぇ。エイポーン、ほんまに良キャラすぎる。とてもうるさい笑 ハドソンに手を焼いてるの好き。唯一ゴーマンの言うこと聞いてあげるのに早々に退場しちゃうの可哀想。
フロストもウィズボウスキーもスパンクマイヤーももっと素性を知りたかった(ニックは未だに顔分からん)。
ヒックスとバスクエスが去年の東京コミコンに来てたとか全然知らんかったし今年も来てくれんかな…。
1作目レビューのときと同じ締めやがエイリアンが盛り上がってて本当に嬉しいので、細すぎて伝わらないエイリアン2の好きなシーンの話とか無限にしていたい。