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ワルキューレのGINのレビュー・感想・評価

ワルキューレ(2008年製作の映画)
3.5
昨日7/3はトム・クルーズの誕生日。
…ということで、録り溜めした作品の中からこちらの作品をチョイス!

娯楽作品の出演が多いトム・クルーズにしては珍しい、第二次大戦末期にドイツで実際に起こった歴史的事件をスリリングに描いたサスペンス作品。

監督は、ブライアン・シンガー。

2008年制作。
ドイツの敗色が濃くなってきた第二次世界大戦末期。
ドイツ人将校クラウス・フォン・シュタウフェンベルクは、絶対の忠誠を誓うべきヒトラーの思想や政策に強い疑念を抱き、ドイツの未来を憂うが故に反逆者となることを決意する―。

うーん、実話の重みってやつがね…。
主演のトム・クルーズの迫真の演技が良かった。
自ら暗殺の実行者となったシュタウフェンベルク。
史上最大のミッション「ヒトラー暗殺事件」の真相。
わずか「10分」の作戦。
シュタウフェンベルクの計画は、ヒトラーの危機管理オペレーション“ワルキューレ作戦”を巧みに利用した作戦で、冷酷非情な独裁者ヒトラーをこの世から葬り去るという大胆極まりないミッションでありながら、ヒトラーを抹殺するだけでなく、その混乱に乗じて一気にナチス政権の転覆までも成し遂げる大胆な作戦でした。
果たしてワルキューレ作戦は上手くいくのか!?
最後まで手に汗握る展開で見応えがありました。
「みんながヒトラーではないと世界に示す必要がある」
戦時下のドイツでもまともな人がいたんだね。
それが分かったことだけでも、せめてものの救いだと思う。

主役トム・クルーズの脇を固めるのは、ケネス・ブラナー
、ビル・ナイ、テレンス・スタンプなど、実力派の名優揃い。
決して面白いと言える作品ではなかったけど、見応えのある作品でした。
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