エドワード・ヤンの遺作はこれまでになく饒舌でその考えがわかりやすく窺い知れる。こんなもの観てしまうとその不在がより寂しくなってしまう。
「お互い何が見えてるかわからないとしたらどうやって教え合うの…
エドワード・ヤンのカメラ前に何かを置き遠くからその人物達を越すカメラワークが随所に見られ、それは夜景の映る窓越しであったり柵越しであったり非常に遠い視点から人物を描写する。
一方でヤンヤンの映るシ…
人生の後悔にかまけて未だ腰が据わらない男女のありようを、問題を抱えたある一家族と周囲との関わりを通して描く。それぞれが愛情に飢え満たされない思いを抱えていたり、愚かな過ちを犯したりしながら生きている…
>>続きを読む早稲田松竹で鑑賞。35mmフィルム上映。満席。ヤンヤン一家がこん睡状態の祖母に語りかける人生の物語。
あまりの画面の密度や美しさ、途中眠ってしまったことも含めて、『あれはなんだったんだ、夢だったのか…