狸がなげく。自分たちが土地開発のせいで森に住めなくなると。
それなら変化の術を覚えて人間たちを追い出せばいい。
このように居場所を守ろうとするが、人間側も新しい手を出しており結局はイタチごっこのように繰り返される。
主張としては自然破壊を狸の視点から見せて訴えるものだろうが、あまりに説明的であり、特にナレーションが状況説明までする有難さ。
敷居を子供向けにまで下げるのは結構だが、物語があまり変化がないのは勿体無い。
変身とはいえ妖怪にまでなるだとかで、狸本来の姿で見せる部分があまりにも少ないのはやはり残念。