てっさ

クレイマー、クレイマーのてっさのレビュー・感想・評価

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)
4.7
映画にハマって早4年。ずっとプロジェクターが欲しくてついに7万のプロジェクター買いました。
感動したね。この映画にも感動したけど、自分の部屋が映画館になるなんて映画好きにはこの上ない幸せ。

プロジェクター鑑賞一発目に選んだのはこれ。親権の奪い合い。
僕自身ビリーと同じぐらいの歳に親が離婚して父親とはそれっきり。もう顔も忘れちゃった。記憶に残っているのは腕のタトゥーだけ。
この歳になってばあちゃんや母親から初めて聞く父親の話。自分と似ているところを聞いて十何年ぶりに父親との確かな繋がりを感じる。
ビリーのことを愛しているからぶつかり合うテッドとジョアンナ。子供は大人の事情なんて何もわかんない。それでも大人になった今でも別れないで欲しかったなんて僕は考えてしまう。子供にとっての親は世界に2人しかいないから。
法廷にビリーを呼ぶことは絶対にしなかったテッドと最後ビリーのことを本当の意味で考えたジョアンナ。
不器用な父親を演じたダスティン・ホフマンの笑顔を見て、少し思い出すように浮かんだ僕のお父さんもきっと不器用な人だったんだろう。
てっさ

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