Maoryu

グレート・ディベーター 栄光の教室のMaoryuのレビュー・感想・評価

3.7
1935年のテキサス。黒人の通うワイリー大学の教師トルソン(デンゼル・ワシントン)はディベート部を起ち上げ、選ばれ鍛えられた生徒たちは勝利を続ける。やがて彼らは黒人へのリンチを目撃し衝撃を受け、仲間内の不和が生じるが、ハーバード大学とのディベート対決のチャンスを得る。

ディベートを題材にしたデンゼル・ワシントン監督作品。

クライマックスのラスト20分は手堅く盛り上がってるんだけど、議論の内容がどうも噛み合ってないような気がして、ディベートとしては物足りなさを感じてしまった。
あと、人種差別、搾取、友情、ロマンス、教育、親子とモリモリの内容で、130分でも収まり切ってなかったかな。もっと、教師トルソンの個性的な指導やディベートのテクニックを身に着けて成長していくあたりに絞っても良かったかも。

デンゼル・ワシントンの演技はいつもどおり完璧で、ジャーニー・スモレット=ベルも魅力的。
いろいろツッコミどころはあるものの、劇場未公開がもったいないと思える面白さではあった。
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