ゴン吉

麗しのサブリナのゴン吉のレビュー・感想・評価

麗しのサブリナ(1954年製作の映画)
4.1
大富豪に仕える運転手の娘と主によるロマンティックコメディ。
ビリー・ワイルダーが監督を務め、オードリー・ヘプバーンが主演、ハンフリー・ボガートとウィリアム・ホールデンらが共演。 

サブリナ(オードリー・ヘプバーン)は、ニューヨークに近いロングアイランドに豪邸を構える大富豪ララビー家に仕える運転手の娘。
彼女は幼いころからララビー家の次男デビッド(ウィリアム・ホールデン)に憧れていた。
年頃になったサブリナはパリの料理学校に留学する。
2年後にサブリナが戻ってくるが、見違えるほど綺麗になった彼女をデビッドが気に入り、ホームパーティーに誘うが、デビッドには婚約者がいた。
果たして二人の恋の行方は…

「違うわ 月が私に 手を伸ばしているのよ」 
ヘップバーンがチャーミングで可愛らしい。
パーティードレスやサブリナパンツ、ショートパンツなどファッションも素敵で、サブリナパンツは本作でヘップバーンが履いていたことがネーミングの起源。
ヘップバーンは年の離れた年上の男性との恋を描いた作品が多いですが、本作はその魁で、歳の差・身分差の恋が展開される。
おじさまとの恋の行方に注目で、有名な主題曲の「バラ色の人生」♫はもとよりバナナの唄が効果的に使われている。
兄弟愛も素敵です。
ユーモアを交えたクスッと笑えてほっこりさせられる作品です。
「パリでは傘は厳禁」ですね。 
  
2024.8 NHK BSで鑑賞(プレミアムシネマ・字幕:鈴木吉昭) 
2022.5 NHK BSで鑑賞(BSプレミアム・字幕:鈴木吉昭)
ゴン吉

ゴン吉