午後ローにて。二度目の鑑賞。
テレビ用にカットされた部分で語られている事柄なのかもしれないが、コネリーらソ連の軍人さんがアメリカに亡命する理由がさっぱりわからないので、全然ノれない。(アレック・ボールドウィンはどこに亡命の兆候を見出したのか、さっぱりわからない。奥さんの命日だから? それが何?)そりゃ自由なんてないソ連から自由の国アメリカに来たいのは当たり前、あえて語るまでもないという理由で説明されていないのだとしたら、怠慢だと思う。ソ連に肩入れする義務も謂れもつもりもさらさらないが、かと言って無条件にアメリカをありがたがらねばならない理由もない。
客観的に見れば、主人公のコネリーたちは最新の原潜を手土産に亡命を図ろうとする売国奴なわけで、感情移入できない。迎え入れるアメリカ側や抹殺を図るソ連側、どちらも事情はよく理解できるので、そりゃそうだよなと思えるのに、肝心の主人公に肩入れできないのはなかなかに辛い。