何気に初白黒映画です
ジェルソミーナと青年の会話がこの映画の肝でその言葉をくれた青年を殺したザンパノを憎もうにも意味をくれた人だから完全には憎みきれない複雑な心境があったんだと思う。加えて置いてか…
かなり久しぶりの白黒だったけれども、話も分かり易く一気に観れました。
綱渡りの青年と主人公との会話のシーンが良かったです。
その日生きていくのに精一杯で、不安定さや孤独や悲しみが感じ取れるけれど.…
ザンパノがクソ野郎すぎる。
ローザが死んで代わりにザンパノの相棒となれと母に売られたジェルソミーナ。母を助けると思ってと泣きながら口減しを懇願しつつ、この一万リラで屋根の修繕ができるわと喜ぶ母よ。
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ザンパノは自分の心にも鎖を掛けて切れないまま苦しんでたのではないかと思う
ただ、他人の声を聞かず変化しようともしなかった自分が招いた不幸やから同情のしようもないし、そんな精神への警告と取れると思う…
ザンパノとジェルソミーナ、それぞれの繊細な心の動きがよく表現されてる。ジェルソミーナは役立たずで、でも純粋で優しくて、おそらく多くの人にとって、身近にいたらムカつく人であっただろう。でも本人は何も悪…
>>続きを読むザンパノは本当にしょうもない男なのだが、ジェルソミーナの純粋さに触れて、少しはマシな人間にはなれたんだろう。
ラスト、およそ自分のことしか考えなかった男が、たった1人の人間のために慟哭するのだから…
鎖はずっとザンパノの心を蝕み続けていた。真っ当に生きていきたいと思うほど、上手くいかない。道化師のパラドックスを見事に描いている。戦後イタリアの閉塞感を表象しているとみれば、ある種古典的な意味におけ…
>>続きを読む救いようのない哀しい話だが、当初は粗暴なザンパノについていくしかなかったが、ザンパノの孤独を癒すために自分の価値を見出したジェルソミーナの成長にかすかな望み。「こんな石ころだって役にたっている」。ジ…
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