めちゃくちゃ石井輝男らしい映画。
三原葉子さんがおキャンな踊り子役でとても魅力的。
ニヒルな殺し屋、天知茂との対比もよい。
もう一つの対比軸が吉田輝雄が演じる新聞記者。
消えた恋人の行方を追う一方、
仕事として犯罪組織を追うという、よくできた設定。
女性に言い寄られても何もしない完全正義漢というのも
石井輝男映画にはよくある設定だ。
悪い奴らがお互いの罪を擦りつけ合うのも
よくあるやつなので笑ってしまった。
最後、天地が射殺されての、
吉田、三原の2ショットによっての、
”完”
テンポが速すぎてびっくりしたけれど
カッコいい終わり方。