のんchan

ファミリービジネスののんchanのレビュー・感想・評価

ファミリービジネス(1989年製作の映画)
3.9
唸るほどの名作が多いシドニー•ルメット監督、鑑賞9本目。
ホフマンを追う中で、U-NEXTの配信終了間近のため優先的に。

小説原作のクライムコメディ。
スター俳優ショーン•コネリーとダスティン•ホフマンにマシュー•ブロデリックが入り、親子3代の泥棒家業を巡って織りなされる親子の対立と絆のドラマ。

実はルメット監督作品の中では評価が低めなんですね。泥棒ってのが反社会的ですがそこは脇に置き、普遍的なテーマの親子の確執と家族愛がビシビシと伝わって来る。ライトな雰囲気でありながらも、実はズシッとしたヒューマンドラマで私は楽しめました。


◉サクッとあらすじ
マンハッタンで暮らすジェシーは泥棒一筋で生きてきた男。息子ヴィトも仕込まれたが、愛息アダムが生まれたことで足を洗った。しかし、アダムは祖父に憧れ名門大を中退してしまう。そしてジェシーに100万ドル強奪の美味しい話を持ち掛け、結局は3人で初めての共同作業で強盗に成功するのだが、アダムが見つかってしまう...


コネリー58歳、いや〜カッコイイです、脚長で身体付きが周りと全然違う。目立ってしまって泥棒に向いてないけどね🤣この作品を魅力的にしている濃いキャラクター

ホフマン51歳(えっ?コネリーと7歳しか違わないの?父子にしか見えなかった)精肉業を営み地道に稼いでます😄父と息子に挟まれ悩み尽きず、しかし陰ではどちらへもの愛が強く陰で泣く人情派

プロデリック26歳、父が期待を掛ける分、煩わしくて確執がある。カッコイイ祖父に憧れまくってます😁そりゃそうだ、やる事なす事コネリーはスマートで別格にカッコイイから

それぞれ父が反面教師となる。血が繋がっているからこそ憎んでしまうもの。時代も泥棒も関係なく常に世の中に変わらずあるものゆえに沁みる話でもありました。


目と鼻くり抜きの👀黒の網タイツを3人で被って息の合ったスピーディな盗人姿は笑えます😂
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