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マネー・ピットのGINのレビュー・感想・評価

マネー・ピット(1986年製作の映画)
3.5
欠陥だらけの住宅を手に入れてしまったカップルの悪戦苦闘の大騒ぎを描くドタバタ・コメディー。

1986年制作。
父が残した借金を抱える弁護士ウォルターと音楽家の恋人アンナは、ヨーロッパに出かけた彼女の元夫のアパートに居候していた。
そんな中、元夫がヨーロッパから戻ったため立ち退くことになり、新居を探していたところ、破格の安値で売り出されている郊外の物件を見つける。
古いものの立派な豪邸であることに驚いた2人は購入を即決するが、住んでみると建物はボロボロの欠陥住宅で、引っ越した初日からドアや階段が壊れ、数々の災難に見舞われる―。

明るいタッチの映画だ。
音楽も軽快、話のテンポも良い。
1980年代のアメリカン・コメディーは、こんな感じなのかな。

スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、トム・ハンクスと初めて組んだ作品で、欠陥住宅を買わされた青年に降りかかる災難を、コメディ俳優としてブレイクして間もないトム・ハンクスが、その個性を活かしてユーモラスに演じている。

欠陥住宅ってだけじゃなく、全てが度を超してて、まるで「ドリフのコントかよ」ってくらいだった😁
慌てて大きな買い物をすると、痛い目に遭うっていう教訓だね。
どうしようもない欠陥住宅だったけど、2人の前向きさに救われた😄
2人の関係に亀裂が入る展開もあったけど、最後は雨降って地固まるって感じで、爽やかなクライマックスだったと思う。

鑑賞時間が90分くらいで、とても気楽に観られた。
ちょっとアホらしいシーンのてんこ盛りだったけど、不思議と清々しい気持ちになれるのは、この作品の雰囲気の成せる技と言っていいのかもしれませんね😊
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