大江健三郎原作を田村孟が脚色、大島渚が監督した。大島の、松竹退社後の作品。米軍機t墜落の生き残り黒人兵を、村の土蔵で飼育する。村野子供たちは、黒人兵と仲良くなり、逃がしてやろうとするが…。
パレスフ…
米軍機で不時着した黒人兵が囚われた村で次々に起こる悲劇。黒人に近づくことに抵抗のない子どもたちと村の悲劇を全て黒人のせいにする大人たち。村社会の禍々しさ、共通の敵を作ることで団結し、やるせない気持ち…
>>続きを読む大江健三郎の芥川賞短編、大島渚監督による映画化。不時着した山村で「飼育」される黒人捕虜との関係性を通じた少年の成長や変化を描く原作に対し、映画では黒人捕虜の「飼育」を起点に歪さが露呈する旧いムラ社会…
>>続きを読むハリセンボン春菜の実家がロケ地と知って観たけど言葉が早口なのか音質か半分くらい聞き取れなかったのが残念
圧倒的に貧しいけど抜け出そうとするのは現実的ではない。黒人兵士はもちろんとセーラー服の女の子と…
ホラーすぎた。
大人の汚さにさることながら子ども達までもが、目付き、姿勢、所作などから不穏さや、貧しさが漂ってきます。監督凄いなあ。
OPの不穏すぎる細胞が、こういう人達って風土病のようなもので…
原作にある"大人のキモさ"のみにフォーカスしている。故に濃い。システムを守ることしか考えない大人のキモさ。システムに使われている。保守も革新もシステムしか考えてない点では一緒。もちろん大事なことだけ…
>>続きを読むカサヴェテス『アメリカの影』の長兄ヒュー・ハードが大島渚作品に内面の描かれない捕虜として出演している。その経緯を知りたい。弔いなき土葬のために村人総出で土を撒く手の描写がとにかく長い。すべての諍いを…
>>続きを読む267.2762
日本の「ムラ」社会を煮込んで煮込んで煮詰めたような物語。
ムラ社会の部外者が、黒人だけでなく、東京からの疎開者を間に挟んだことで、この閉鎖社会の常識的ラインを2本引いたところが決…
権威にすがり、弱者に責任を押しつける。困ったら全体責任に転嫁するか隠蔽する。そんな日本人のメンタリティーは、時代が戦前から戦後に移っても、何一つ変わらなかったとさー。戦中戦後の寒村を舞台にした本作…
>>続きを読む大島渚プロダクション