このレビューはネタバレを含みます
ヨーロッパの言語で静かにナレーションされるとそれだけでヌーヴェルヴァーグ映画のような空気感がでてしまうのが面白い。小津映画の頃の東京をイメージしていたヴェンダースは当時の東京の姿に戸惑うが、今を生き…
>>続きを読むロビー活動をありがとう。
小津安二郎のヨーロッパ圏での評価に一躍買ったのかもしれない。
昔はよかったなぁ。今はダメ。もうあの頃の良さは死んじまったよ。
といういつの時代にもそしてどこの国にも一…
「 #小津安二郎 の作品史は日本の生活の変貌の記録である。描かれるのは日本の家庭の 緩慢な崩壊とアイデンティティーの衰退だ。だが進歩や西欧文化の影響への 批判や軽蔑によってではない。少し距離をおいて…
>>続きを読む監督の小津愛がすごい。
これは聖地巡礼では...?
北海道在住で東京に滅多に行かない私としては1920-1950年どころか今の東京すら知らない。
小津作品は東京のイメージよりももう存在しない昔の日本…
ナレーションも何もないパートもけっこう多くてたるくて辛かったけどとにかくヴィムヴェンダースは小津安二郎大好きなんだってことは十二分に伝わる。
自分が体験していないということもあるし、音楽の不気味さも…
成る程、これは限界オタク・ヴィム・ヴェンダースさんの《お気持ち表明》動画なのだ、と理解した。何のオタクって、もちろん小津安二郎の、だ。
小津への重すぎる愛を語り、既に彼のいなくなった東京を訪れる。…
メモリアルイヤーということで鑑賞。
小津安二郎礼賛のオンパレードだったら嫌だなと思って見たらそうでもなく最後まで見れた。
ただ、検証し指摘する点は東京の特徴なのか、
日本の特徴なのか、かなり曖昧に感…
小津を敬愛するヴェンダースが小津映画の中にあった失われた東京のイメージを求めてバブル前夜の東京の街をさまようドキュメンタリー。
小津への想いが随所で語られはするものの、むしろカメラの興味は極東の島国…
ヴェンダースのあまりに素朴すぎる日本へのまなざしを考える上で意外と『東京画』は大事かもな、と思って見てたら40年近く前の映像でもサミットだけは今と変わらぬ姿で映っていて笑った。1985年、小津を求め…
>>続きを読む© Wim Wenders Stiftung 2014