めめ

現金に体を張れのめめのレビュー・感想・評価

現金に体を張れ(1956年製作の映画)
4.0
あのキューブリックのハリウッド第1作目らしい!一滴の血も流すことなく、大金獲得のための犯罪計画を立案した主人公が破綻に至るさまを描いたフィルム・ノワールの1作である。時系列がいったりきたりに描かれる感じ、そのまんまタランティーノが影響を受けているのを嫌でも感じる。モノクロで、しかも当時の撮影技術でこんなにスタイリッシュなんだからやっぱりキューブリックってすごいんだなあ。撮影時28歳だったらしいけどさすがに天才すぎる。
それなりに登場人物は多いけれど、ちゃんとそれぞれのキャラが立っていて、全員愛らしいのである(?)。ジョニー役のスターリング・ヘイドンが体格も態度も男らしくてかっこいい!まさに映画の主人公って感じ。それにしてもシェリーという女がトップクラスにクソだった笑 まるでキャバ嬢が客に向けるような愛のない目線泣けるね🥹そして全員会話のテンポがトムとジェリーくらい早い。日本の昭和の映画もこんな喋り方してるイメージ😂ストーリーはとてもコンパクトでまとまりがあり、時系列的バラバラだがナレーターが入るためわかりやすい。段々と計画が破綻していく様子はたまらなくワクワクする。映画史に残る最高のラスト。かっこいい。THE ENDの文字ドーン‼️は痺れた!
現金(ゲンナマ)に身体を張れッ‼️という邦題は、令和の映画じゃ絶対つけられ無いものだと思うので時代を感じて私はとても好きです💵💵💵💵🌀🍃身体を張らずに、汗水たらして働くしかないということですな、、🙂‍↕️🤲
あとこのポスターも昔ながらですき!もし今だったらたぶん、アベンジャーズみたいに登場人物全員いる感じになってるような気がする笑 結局いいと思うものはシンプルイズベストなんだよな💭
めめ

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