マーくんパパ

美徳のよろめきのマーくんパパのレビュー・感想・評価

美徳のよろめき(1957年製作の映画)
3.0
不倫という言葉のない時代、世に“よろめき”ブームを巻き起こした三島由紀夫の官能小説映画化の筈が官能が画面に映えない。「朝ごはんを2人で裸で食べたい」のメインシーンが有耶無耶にされては小説の醍醐味伝わらずただのぶりっ子有閑マダムとしか思えない。新聞記事には友人の事件が“乱倫”と記載、凄い言葉だな。夫・三國連太郎もガサツな無能亭主にしか見えない役柄も物足りない。早く昭和32年の自由日記など手紙と一緒に処分しなさい。