ロックもダンス禁止された保守的な町に引っ越してきた高校生が自由を求めて要求を勝ちとろうとする姿を描いた青春ドラマ。
サントラとともに大ヒット。
監督はハーバート・ロス。
原題:Footloose (1984、107分)
レン・マコーミック(ケヴィン・ベーコン)は大都会のシカゴから、アメリカ中西部の小さな田舎町ボーモント(架空の町、撮影はユタ州)に転校してくるが、そこでは、5年前、高校生が酒酔い運転で事故死したことから、ロックもダンスも禁止されていた。
自由が束縛された生活に息苦しさを感じ、卒業ダンス・パーティーの開催を決意。
町の定例集会に出向いて、リーダー的存在であるムーア牧師(ジョン・リスゴー)ら保守的な大人たちに許可を求める…。
~他の登場人物~
・牧師の妻(ダイアン・ウィースト):控えめで夫を陰で支える。
・牧師の娘アリエル(ロリ・シンガー):同級生。ヒロイン。
・ヒロインの友だち(サラ・ジェシカ・パーカー)
・気の合う同級生(クリス・ペン)
・ヒロインのボーイ・フレンド(ジム・ヤングス)
・主人公の母(フランシス・リー・マッケイン) :夫は蒸発し、主人公とともに伯父の家にやっかいになっている。
~注目のヒット曲~
・Footloose「フットルース」 歌:ケニー・ロギンス
・Let's Hear It For The Boy「レッツ・ヒア・イット・フォー・ザ・ボーイ」歌:デニース・ウィリアムス
・Almost Paradise「パラダイス~愛のテーマ」 歌:アン・ウィルソン&マイク・レノ、作曲:エリック・カルメン
・Holding Out For A Hero「ホールディング・アウト・フォー・ア・ヒーロー」 (作:ジム・スタインマン)歌:ボニー・タイラー
・Never「ネヴァー」 歌:ムーヴィング・ピクチャーズ
"…There is a time for every purpose under heaven.
A time to laugh, a time to weep.
A time to mourn...
and there is a time to dance. "
「全ての行いには相応しい時がある。
泣くとき、笑う時、嘆く時、踊る時」(コヘレト3章4節)
"If we don't start trusting our children,
how will they ever become trustworthy?"
「我々が子供を信じてあげなければ、どうやって信頼に値する人間になれるのだろうか?」
「恥じる必要はない。受け入れればいいのよ」
意外にしっかりした正統派青春ドラマ。
流れる曲もご機嫌で、なかなかよろしい。
ただ、ラストのダンス・パーフォーマンス。プロっぽくて、高校生に見えない人たちが…。
役者では、牧師の妻を演じたダイアン・ウィーストの存在感が光る。