あらエラいこと描くじゃないの!
首痛がってるシャオカンがツボすぎて、ずっと笑ってた。でもなんかずっと見てるとただのボケじゃなくて何かシリアスなことのメタファーなんじゃないかという気もしてくる。コメディもしつこくやり続けると高尚に見えてくるパターンか。
『青春神話』と同じ家じゃん!今度はこの家が水浸しだ!!
千葉雅也の本に出てくるような、あれは何、ハッテン場というか。上裸の男たちが暗く細い廊下をウロウロしながら左右に並ぶ小さな部屋の扉を開いては閉じを繰り返すあの場面は、画的にも見応えがあったなぁ。そして後の歩行シリーズの萌芽も感じさせた。
愛は一方的に与えて勝手に満足すりゃいいものじゃなくて、そんなんじゃ受け入れられないこともあるよって話かと思ったけど、なんかもっと先までいった感じ。もう分からない次元。分からない感情が描かれてる映画は面白い。
最初の死体役やらされるくだり、何?笑
【一番好きなシーン】
・首痛そうに歩道橋の上を歩くシャオカン
・限界の雨漏り、部屋を明るくする父