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近松物語のありがとうのレビュー・感想・評価

近松物語(1954年製作の映画)
3.5
日本映画史の必修科目、溝口健二。ぶっちゃけ、小津や黒澤より難易度高い。娯楽じゃなくて芸術なので、半端な覚悟で見るべからず、というか。とにかく高尚、敷居が高い。正直、今の自分じゃ歯が立たねえし。ああ、悔しい。それでも、とりあえず理解したのは、長谷川一夫がとにかくスゲエ。Wikiの記事にさ、「長谷川一夫ほど運の強い人はない」「長谷川の去ったあとの会社は落ち目になる」って書いてあったけど、そもそも映画が白黒からカラーにシフトする辺りで、長谷川一夫は映画界を去った訳だから、日本映画の傑作ってカラー作品だと何だっけ、ってぐらい、白黒時代の日本映画はすごかったんだな、と。何が言いたいかって、長谷川一夫は実に白黒映えする容貌ってこと。さらに時代劇に限る。ごめん、支離滅裂な文章で。いつかリベンジしたい作品です。「理解できない」のは、作り手ではなく、あくまで観客のレベルのせいだと言われているみたいでね。
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