フロドや騎士王やゴラムにイラつかされた谷間のシリーズ２作目。舞台も谷間だ。この２作目でサムの株が爆上がりするわけだが、３作目でも彼は素晴らしいので、おそらく意図的なものだろう。
今観ると、騎士王の腑抜けっぷりとか物語の都合という感じがあるし、決戦の舞台になる砦も言うほど堅牢に見えないとか、そもそもその立地は全然有利じゃなくねとか、あの援軍じゃ戦況くつがえらなくねとか（原作だともう一押しあるらしい）、ガンダルフ物理で戦うんかいとか、色々言いたくなります。エントも子ども騙しに見えて魔法が解けてしまった。
あと白人しかいない中つ国が自由の国で、サウロンの味方として東方人と南方人が象を連れてやってくるという設定に無邪気なレイシズムを感じました。時代か。
ゴラムのキャラクターと中の人の演技はすごい。
ファンタジー世界で鉄と火を使う奴は悪党。はっきりわかんだね。
