記録用
サム・ライミ監督作品。
主演ケイト・ブランシェットで贈る現代の魔女裁判の恐怖を描く佳作。
主演ケイト・ブランシェット、脇役もキアヌリーブスやケイティ・ホームズなど豪華。
主人公は夫の死後、生活費を稼ぐため占い兼人生相談で生計を建てている。
村である殺人事件が起こるのだが犯人探しが難航したため主人公の第六感で心霊捜査を始めたところ実際に死体が見つかり嫌疑をかけられてしまう。
この物語は物語の序盤までは主人公の人柄や村人に愛されいる様子から信用して鑑賞しているが徐々に主人公に超能力があるかないかが分からない状況から裁判で観客側が知らない情報が提示されるため、超能力が嘘であり主人公が事件に関わっているのでは?と疑いの目を持たされ検察やキアヌリーブス側と同じ魔女裁判を行う側の疑念を疑似体験させてくる。
主人公は心にどこか問題を抱えている住人に包容力のある慈悲で寄り添うことで占いを使用した一商売相手ではなく信者のようになった方からのお布施や援助のようなシステムで生活していることから主人公を教祖とした小さな新興宗教化している点が興味深い。
最終的に信仰心が救済の道へと導く点がキリスト教圏のアメリカらしい映画だなと感じた。