航空チケットを譲った相手が飛行機の墜落により死亡し、そのことに苦悩するビジネスマンを描いたヒューマンドラマ。
ドン・ルースが監督・脚本を務め、ベン・アフレックが主演、グウィネス・パルトロウ、トニー・ゴールドウィン、アレックス・D・リンツ、ナターシャ・ヘンストリッジらが共演。
広告代理店で働くバディ(ベン・アフレック)は、シカゴへの出張帰りに天候不良で飛行機が欠航となり空港に足止めされた。彼は空港で飛行機を待っている時間に、テレビドラマの脚本家・グレッグ(トニー・ゴールドウィン)と女性研究者・ミミ(ナターシャ・ヘンストリッジ)と知り会い意気投合する。バディの便が先に出発することになるが、家族に会うために帰りを急ぐグレッグにバディは航空チケットを譲る。だがその飛行機が墜落し、216名の乗員乗客全員が死亡する。バディは罪悪感でアルコール依存症になり数ヶ月入院した後、退院したバディは自分の身元を伏せたまま、グレッグの妻アビー(グウィネス・パルトロウ)の様子を見に行く。やがて二人は好意を抱くようになる….
傷心の二人に恋が芽生えるが、アビーは経緯を知ると、気持ちの整理がつかなくなり、バディを受け入れられなくなる。
哀しくも心温まるストーリーが展開する。
思い悩む繊細な男女の関係をベン・アフレックとグウィネス・パルトロウが好演している。
人生一寸先に何がおこるか分からないが、起きてしまった不運を悩むよりも、それを受け入れてどう乗り越えて生きていくかが大切ですね。
人生経験を積んだアビーの母親と、自分の気持ちに正直な子供が二人の関係をサポートするのが心地よい。
果たして二人が選んだ道は如何に?
「どうして私に? 正直言って経験ないのよ」
「君に頼みたい やり直すんだ 怖いのはよくわかる 僕も怖い」
2025.1 テレ東で鑑賞(新春ロードショー・吹替:木村純子 訳)