このレビューはネタバレを含みます
この映画の感想を一言で述べるならば、言葉で表現するのではなく、実際に自然を冒険する旅に出ることが一番だろう。
イースター島の歴史に学ぶ文明崩壊は、忘れてはいけない人類の教訓。
だけどきっと、都市に暮らす私たちは忘れてしまう。
だからこそ、自然を冒険することが必要。
それは、忘れ去られた地球の過去を冒険すること。
自然を敬う気持ちを忘れず、自然を楽しんでいる人たちの言葉は、国籍、年齢、性別といった属性に関係なく、深みがあって大好きだけれど、まさにこの映画は全てがメッセージのように感じられるほど、深くて、美しくて、そして本物、という印象。
人は、自分が自然破壊をしていることに気づかず、突き進んでしまう。
けれど、目の前が崖だったら?
そのまままっすぐ進むか、回れ右してからまっすぐ進むか、どちらにする?
そんなダグの言葉は、極端な例え方とは裏腹に、実際に私たちに迫っている現実を表しているのだと感じる。
映画は私たちに気づきをくれるけれど、それはきっかけにすぎなくて、私たち一人一人に何ができるのか、何をすべきなのかということは、自分の足で自然の中に繰り出して、自分の心で目の前に広がる現実を体感して始めて学べること、なんだよなぁ。
はー。とても言葉ではまとめきれない。
(情が入ってつい長くなってしまった…)