パタゴニアとザ・ノースフェイスの創業者が成し遂げた旅を、その二人に感化された若者が追体験する冒険を追ったドキュメンタリー映画。
アメリカから海路でチリ、その後パタゴニアを目指す。途中、致命的な船のトラブルが起き、寄ることになるイースター島で、その島で起きた史実を知り、自然と人との関係を考え始めることになる。
冒険の一方で、チリに起きている、工場やダム建設により壊される自然、奪われていくその土地の暮らしをみせ、消費社会が及ぼす環境破壊を物語っていた。
「どの問題も方向転換すれば解決する。欠陥のあるシステムを維持する必要はない」「シンプルで居る事は難しい、何でも複雑にして行く事は簡単なんだ」
旅の合間に入る、偉大な二人の発言がいちいちかっこよくて胸を打つ。旅人らしい格言。
映り出す自然は美し過ぎるし、音楽は最高にカッコいい。こんなにお洒落な映画なかなかないよな。
年末年始の南米旅行の予習として鑑賞。