イタリアというと女性は働き者で、男はたむろしてブラブラしてるイメージがある。
記念すべきパゾリーニの第1回監督作品「アッカトーネ」も戦後の社会の底辺にいる人々を描いたとはいえ、まぁ酷い男たちしか出て…
Accattoneは日本語に翻訳したら乞食という意味らしいです。働いたら負けコミュニティの仲間たちと日々をおくる主人公アッカトーネ(ヴィットリオ)がかなり屈折しているように思える人物でした。
その屈…
『豚小屋』のチケットを買ったつもりでいたらこちらでした。序盤でしっかり寝てしまいました。目醒めてからはただスクリーンを眺めてました。この作品はほかのパゾリーニ作品に比べてエキセントリックではないけど…
>>続きを読むポスト・ネオレアリズモ的な社会の相貌にこそ思いを巡らせたいのだが、不良青年たちの行動の残酷さが(時代の限界とはいえ)どうも度を越しており、なんとも評価しかねる。
計画性の無い撮影や荒削りな編集にも…
ピエル・パオロ・パゾリーニの監督デビュー作
殺しも厭わないと揶揄され、妻とその家族からも見放される悪党アッカトーネのクズ男ぶりが見ていて哀しい。働く意欲もなく、ヒモとして生きる男達と一緒にいること…
娼婦のヒモのアッカトーネは純真で真面目に働くステラという少女と出会い、真面目に働こうとするが・・。パゾリーニの監督デビュー映画で、他の映画と比べると話は解りやすい。「働いたら負け」状態のアッカトーネ…
>>続きを読むパゾリーニ版寅さん。悲壮感のバランスが、オリジナリティになっているのかも。特にラストの展開がゴダール『勝手にしやがれ』にまんまトレースされていたり、ヌーヴェル・ヴァーグへの影響は大。ただ、出演者の田…
>>続きを読む華麗なるヒモ生活のスローガンは、
働くやつは罰当たり!
クズはクズらしくクズに徹していればよいものを、純真無垢なる処女(おとめ)に恋してうっかり真人間になろうとか血迷ったのが運の尽き。クズがそうそ…