Taul

村と爆弾のTaulのレビュー・感想・評価

村と爆弾(1987年製作の映画)
5.0
『村と爆弾』初鑑賞。台湾巨匠傑作選2024。ワン・トン監督による台湾近代史三部作の1本で、これで3本とも見た。日本統治時代で戦時中の台湾のとある農村。コミカルでシンプルな話しだが、冒頭の強烈な描写から始まり地に足のついた戦争批判と、市井の人の生活を憐れみかつ讃える精神に溢れている。かつての岡本喜八やクストリッツァを思い出す作風。笑いながらも物悲しく歴史の痛みを知る傑作だった。
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