32歳、やや肥満でシングルのブリジット(レネー・ゼルウィガー)は、実家のパーティーでバツイチ弁護士のマーク(コリン・ファース)を紹介されるが、職場の上司でイケメンのダニエル(ヒュー・グラント)と付き合うようになる。しかしダニエルの浮気を知り、転職したブリジットはマークに再会する。
正直、ストーリーは薄くて特筆すべきものはないように見えたが、レネー・ゼルウィガーの演技というか存在感が素晴らしい。とにかく自然体で、実際に町に居そうな存在だ。
彼女の体を張った演技は痛々しさと同時に清々しさを感じさせる。
脚本は大好きなラブコメの名手リチャード・カーティス。
「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」「ラブ・アクチュアリー」などには遠く及ばないものの、けっこう楽しめたし、この映画のブリジット・ジョーンズというキャラクターが認知されたことで、だめんずW、腐女子、干物女子などの領域までラブコメの世界はグッと広がったのではないだろうか。