ものすごくつまらないわけではないのだが、そんなに面白いわけでもない、記憶に残らない映画。ありきたりな邦題も良くない。原題の「ジャック・リーチャー」のままで良かったのに。
面白くなりそうな空気はあって、実際に序盤は結構わくわくするのだが、映画としてのテンションは不思議と物語が進むにつれてどんどん下がっていく。思ったより何も起こらないし、敵は小物だし、銃撃戦も地味で退屈だし、弁護士の女はザ・ハリウッドヒロインの立ち居振る舞いで鬱陶しくて邪魔だし。主人公が超すごいやつっていうのは本来ワクワク要素のはずなのだが、なんか全体的にイキってる感に見えちゃったのもキツい。なんでなんだろうな。
続編もあるらしいが、こいつの物語にまるで興味がわかないからたぶん観ないだろうなあ。
